「リレンザ」の効果

2020年05月19日
せきがしている男性

インフルエンザに効果のあるリレンザは服用するものではなく、道具を使って吸引するタイプのもので、抗インフルエンザウィルス剤と呼ばれるグループに属しています。
その効果は、A型およびB型のインフルエンザの増殖を抑える事でインフルエンザの症状を緩和します。
またインフルエンザの予防を目的に投与します。
リレンザを使用するのはインフルエンザの症状が現れてから2日以内に開始されます。
リレンザに含まれている成分ではC型インフルエンザや細菌感染症には効果がありません。

リレンザの有効成分である水和物はインフルエンザの中でもA型やB型に対しての効果が確認されています。
水和物というのは化学用語で水分子を含む物質という意味で、水に溶けやすい性質を持つもののことです。
そのため服用するのではなく吸引することで体内に取り入れ、インフルエンザの中心にあるリボ核酸というトゲトゲの物質の一つに取り付いて、ウィルスが増殖しないように作用してくれます。

感染の兆候が見られてから48時間以内に開始することで高い効果を得ることができます。
通常よりも1.5日から3日ぐらい早く回復するので早めの使用開始が好ましいです。
また48時間を超えて使用する場合はそれほどの効果を発揮することができないため、回復するまでに時間がかかってしまいます。
その場合でも5日分を処方されるので毎日用法用量を守って吸引し続けてください。
症状が和らいだからといって途中でやめてしまうと病状が悪化する事もあるので最後まで使い切ってください。

5歳以上の子供から使用することができるので、インフルエンザの家族と一緒に過ごさなくてはならない状況になった場合に、予防として処方してもらうことが出来ることがあります。
また多くの人と接する前に吸入する事で予防する事もできるので携帯して使用するという使い方もあります。
ただし誰でも処方してもらえるというわけではないので、医師と相談の上判断してもらうようにしてください。

リレンザは小さな子供は服用できません

ところでこのリレンザですが、服用年齢に制約があり、5歳以上の子供から服用可能となっています。
つまり乳幼児など、5歳未満の小さな子供は、インフルエンザであってもリレンザを処方してもらうことができません。
これはなぜなのでしょうか。
それは、吸引という独自の服用形態をとっているからです。

リレンザを服用する場合は、リレンザが入っているディスクと専用吸入器をセットして行います。
服用量は大人も子供も同じです。
吸入器をくわえた後勢いよくリレンザを吸い込み、数秒呼吸を止めてリレンザを気管支に留めるようにします。
うまく吸引できないと効果が薄れてしまいますので、ある程度の年齢以上が対象となっています。

また5歳以上の子供であっても、この手の服用方法に慣れていない人は多いものです。
初めて吸引する場合は正しく行えているかどうか、第三者が見てあげるようにしましょう。
また病院で服用方法について、詳しくアドバイスを貰うようにしましょう。

もちろん多少失敗しても、少量でも吸引できていれば、成分が体内に入っているわけですから、インフルエンザに対する効果が期待できます。
ただし吸引の時にこぼしてしまう、むせるなどでうまくできない場合は、やはり医師と相談してみることをお勧めします。

なお、リレンザの場合は、副作用はほとんどありません。
そのためうまく吸入できさえすれば、5歳以上であれば服用できるとされるわけです。
しかし成分には乳蛋白が含まれていますので、乳製品アレルギーがある場合は、事前にそのことを話しておくといいでしょう。
それから喘息の持病がある場合も、事前に医師に話しておくことをお勧めします。
また稀に発疹、あるいは蕁麻疹を起こすこともありますので、その場合も必ず医師に相談するようにしてください。